写真:解体中のイオン京橋店
大阪の都会と言えばキタ、ミナミとありますが、それに続くのが京橋駅周辺のヒガシです。
しかし京橋駅周辺は点でのリニューアルはありますが、大規模な都市開発が行われたことがありませんでした。
誰もが臨んでいた「(仮称)イオン京橋再開発計画」がやっと始まっています。その一つとしてイオン京橋店のリニューアルも含まれています。
「(仮称)イオン京橋再開発計画」について、解体や建て替の様子を紹介します。
京橋駅周辺の都市開発事業の一つに「(仮称)イオン京橋再開発計画」がある
地図出典:大阪京橋駅周辺の都市再生緊急整備地域マップ(大阪市)
大阪の再開発の中で、最近活発化しているのが「大阪京橋駅・大阪ビジネスパーク駅周辺・天満橋駅周辺地域」です。
大阪城の北側に位置するこのエリアは、都会で便利でありながら、基本的には乗り換え地点でしか利用されません。
これまでは付加価値が少なかったことから、利用しているのは地元の人たち・住人が中心ということになります。
ずっと便利でありながら、昔のままの状態でやってきたヒガシエリアの再開発がやっと行われることになりました。
「大阪京橋駅・大阪ビジネスパーク駅周辺・天満橋駅周辺地域」都市再生緊急整備地域一覧
- KDDI大阪第2ビル
- 新MID大阪京橋ビル新築工事
- 読売テレビ新社屋建設計画
- (仮称)京阪京橋駅周辺開発計画
- (仮称)イオン京橋再開発計画
- 京阪神OBPビル新築工事
これらがまとめて「大阪京橋駅・大阪ビジネスパーク駅周辺・天満橋駅周辺地域」都市開発事業になります。
この一つとして(仮称)イオン京橋再開発計画が進んでいます。
イオン京橋店の解体・建て替え
イオン京橋店が2019年9月末に閉店し、都市再生されることになりました。現在は解体中、2021年8月頃まで続きます。
元々はダイエー京橋店として1971年にスタート。途中イオン京橋店に名称変更となりますが、47年もの間親しまれてきました。
京橋駅と言えば京阪電車と京阪モールを中心にリニューアルを何度かおこなっています。
しかしイオン京橋店は昭和の雰囲気が残る店内のまま。何度か店内の配置換えなどは行われていますが、エスカレーターやエレベーター、店内の構造の関係で古さがありましたね。
そのイオン京橋店がついに生まれ変わることになりました。現在はイオンのマークも外され解体中です。
- 住所(所在地):大阪市都島区片町2丁目3-51
- 面積:約4.5ヘクタール
- 用途地域:商業地域
- 建物用途:事務所・店舗(予定)
- 解体名:イオン京橋解体
- 解体施工:竹中工務店
参考:都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域の一覧(内閣府地方創生推進事務局)
「都市再生緊急整備地域」に指定されたことから以下の部分が規制緩和されます。
- 道路上空利用の規制緩和
- 事業認可手続きの短縮
- 金融支援
- 容積率の緩和
特に容積率の緩和により、これまでのイオンとは異なる形態になることが予想されます。
写真:イオン京橋店解体中の様子。イオンの文字や看板のピンクも見えません(2020年7月上旬撮影)
リニューアルについては、まだ詳細は発表されていませんが、最近のイオンの再開発を見てみると、イオンモールになることが多いです。
京橋駅周辺は乗り換えポイントとしても便利なエリアにあり、再開発後はイオンモールなどの大型商業施設になる可能性は十分にあり得ます。
また、イオンの再開発によくある傾向として、オフィスビルの中にイオンモールが建設されていることが多いことから、京橋店もビルとの併設型になるのではと予想されています。
京橋駅は大阪ビジネスパーク(OBP)からも近いこともあり、オフィスの併設もあり得ます。
写真:解体中のイオン京橋店と連絡通路(歩道橋)「大阪城京橋プロムナード」。
解体期間に入ってからは連絡通路は閉鎖され、この歩道橋は直進のみ。イオン京橋店方面に行くことができなくなっています。
以上乗換ポイントの人口も多い京橋駅とイオン京橋店とのリニューアルについてまとめてみました。
今後詳細情報が入り次第追記していきます。