中古マンションを購入し同時にリフォームを考えている場合、不動産の仲介業者から同じ系列のリフォーム会社を紹介されることがあります。
「仲介業者を紹介してもらう」というのも一つの手ではありますが、この時点では一社に絞るのではなく複数の業者を比較するようにしましょう。
リフォーム会社の探し方についていくつか方法があるので紹介します。
1.地元のリフォーム会社を探す
まずは中古マンションを購入した近隣エリアにある「地元のリフォーム会社(工務店)」を探しましょう。
その町の住所や駅名からリフォーム会社を検索し、直接リフォームショップ・工務店を訪ねるというのが重要です。
インターネットで以下のように検索して見つけるという方法もあります。
- 「駅名や住所の町名+中古マンション購入+リフォーム」で検索
- 「駅名や住所の町名+工務店」で検索
個人的な経験では、必ず1社は地域密着型のリフォーム会社を含めた「相見積もり(※)」にしましょう。
※一つの工事に複数の業者から見積もりを出してもらい比較すること
見積もり(他者との比較)により各社のサービスを理解できるのと費用を抑えることができます。
地元のリフォーム会社のメリット
- 地元なので安心
- 利用した人が近くに住んでいるので感想が聞ける
- 個人の工務店なので価格が安い
地元のリフォーム会社のデメリット
- リフォーム実績についてのチェックが先に必要
- 商品やメーカーの選択肢が少ない
- アイデア通りに勧めてくれるとは限らない
価格は安くて安心感がありますが、その反面、異なったアイデアに対しては融通が効かないことが多いです。
商品やメーカーの選択肢も少ない傾向があります。
2.リフォーム一括見積もりサイトで探す
パソコンやスマホからインターネットの見積もりサイトを利用するという方法もあります。
これだと簡単に大手ゼネコン系の子会社やリフォーム会社などの一括見積が可能です。
一括見積もりサイト例
一括見積もりサイトの場合はリフォーム会社の間に「見積もりをする運営会社」が入っているので、客観的に複数のリフォーム会社の見積もりを出してもらえるので安心です。
複数の見積もりが可能ですが、最終的に1社に絞ることになるので、5社以下にしておくのおすすめです。
あまりに多すぎると断る回数も増え消耗します。
また、どれが一番良いのかがわからなくなり、自分で決めにくくなるので注意しましょう。
上で紹介している「リショップナビ」は断りの連絡が簡単!システム上のボタンを押すだけでOKでした。
具体的なリフォーム会社の絞り方
リフォーム相談については、出来るだけ事前に下調べをしましょう。実際に店舗を訪れるとどのような雰囲気で仕事をしているのかがわかり、信用度を計ることができます。
中古マンション購入後、決済と同時にリフォームの施工を始めるのが望ましい流れです。
もしその部屋がすでに空室であれば、売買契約後に同じ日に時間をずらして直接現地で会うのが良いと思います。1時間ずつ予定を入れるようにしましょう。
同じ日に同じ条件で要望を伝えてリフォーム会社の反応を見ましょう。その時に伝えるポイントは以下の通りです。
リフォーム会社に伝えるポイント
- 「相見積もり」であることを必ず伝える
- 中古マンション購入時のリフォームであること
- 短期間に集中して打ち合わせがしたい
- 引き渡し後にすぐに工事に入って欲しいことを伝える
相見積もりであることは特に重要で、これがあることでお互いの会社の値引が行われます。
比較していることを伝えることは、相手も本気になり、値引き合戦が行われます。
このあたりは「引越し見積もり」と同じようなイメージです。
最後に
見積書の詳細を確認すると、部屋単位で材料費や人件費、単位面積あたりなど、会社ごとに色々な単位で計算されています。
見積書には統一された形式がないのでバラバラだとわかりにくく、結局合計のみで判断してしまうことになります。
見積もりの出し方については必ず統一してもらい、比較しやすいようにしてもらいましょう。