中古マンションをリフォームする時にまず目に留まるのが、大手デベロッパーや大手ハウスメーカーのリフォーム事業です。
大手なので一見安心できそうな気がしますが、幾つかの点で知っておくことがあります。
デベロッパーやハウスメーカーの子会社にリフォームしてもらう場合に注意することを紹介します。
一般のリフォーム会社の場合の見積もり
一般のリフォーム会社の場合の見積もり費用はとてもシンプルな形になっています。
- 一般リフォーム会社の見積もり金額=材料費+人件費+利益
リフォームする場所ごとに、これだけの金額がかかるというシンプルな形です。
この見積もり方法だと、リフォームの箇所が多いほど材料と人が必要になるので、より細かな見積もりになっていくことがわかります。
大手ハウスメーカーやデベロッパーが手がける場合の見積もり
それに対して大手不動産会社が手がけるリフォーム事業については、見積もり方法が異なります。
- 大手不動産会社のリフォーム見積もり金額=20万円×延べ床面積+オプション費用
なぜか延べ床面積が出てくるという、とてもわかりにくい見積もりになっています。
また、何かとオプション費用がかかるので、総合すると結構な金額になってしまうことがあります。
一般リフォーム会社と大手不動産会社とを比較
一般のリフォーム会社の場合は、途中でも見積もりがあれば変更が可能です。
この場所のこの材料にこれだけ費用がかかっているので、ここを変更したい。
或いはグレードを上げて(下げて)材料を変更してほしい、という希望を出すことで、簡単に見積もり費用の変更が可能になります。
しかし、大手不動産が手がけるリフォームの場合は「20万円×延べ床面積」という見積もりになっているので、この箇所のグレードを下げた場合、材料費の変更でにどう予算が変更されるのかが、さっぱりわかりません。
その他、自由度が低いので途中からの変更などの要望が通りにくいという点もあります。
このようにわかりにくい見積もりなので、変更した場合に金額が変更されても理解できないという点があることを知っておきましょう。
大手不動産会社にしても地元の工務店がリフォームすることが多い
大手不動産会社だから安心だと思われがちですが、大手不動産会社に依頼しても結局は地元の工務店がリフォームをすることが多いです。
そうなると間に大手が不動産会社が入っている分、余計に利益が入ってしまうので、結果的に割高になってしまうのです。
これを知っていると、評判の高い小さなリフォーム会社や工務店を最初から探して依頼したほうが、その都度変更への融通もききますし、総合的な費用も安く済ませることができるのです。
(ただし地元の工務店の場合は、工務店によっては技術の差があったりするので、良い工務店を探し出すのが難しいという点もあったりと、どちらにもメリット・デメリットがありますが…)
以上のことは大きなポイントなので中古マンションをリフォームされる方は注意しておきましょう。