マンションを探す前に、まず家族で「理想の暮らし」を考え、それをリスト化することが重要です。
条件化することで、その理想を実現化するための部屋、間取り、設備を決めやすくなるからです。
膨大な情報量から絞り込むことができますよ。
「理想の暮らし」を決めた後で、それに基づいたマンションの間取り、部屋の内装、設備を選んでいきましょう。
理想の暮らしを書きだしてみる
「理想の暮らし」とは、これまでの生活の中で気が付いたことで、不満に思っていること、こうしたいなと思っていることを書きだしてみましょう。
「このような間取りだったら良いな」とか、「このような場所だったらな」とか、「このような部屋だったらな」とか、普段思っていることがあると思います。
それらを書きだしてみましょう。自分たちの「理想の暮らし」となります。
理想の暮らしを書きだすことで、理想から現実にさせるためのマンションを探していくことができます。
何も考えずに間取りや立地条件だけで見ると、そこそこは見つかりますが、最終的にマンションをどう絞っていくのかが見えてきません。
「理想の暮らし」を条件化することで、自分たちが望んでいる対象物件が見えて来ますよ。
「理想の暮らし」一例:リストから見える、対象物件について
色々と理想の暮らし」について、色々と書きだしてみましたでしょうか?
希望する暮らしを書きだせたら、その中から絶対に譲れないという条件を中心に対象物件を探していきましょう。
下に一例ですが、「理想の暮らし」の条件と、それに対する物件をまとめてみました。
犬や猫などのペットを飼いたい
- 「ペット対応:可、応相談」のマンション
- 施設・設備:ペット専用設備
ペットを飼うのを優先したい方は、まずは一番に「ペット対応:可、応相談」のマンションから絞り込んでいく必要があります。
日当たりの良いマンション
- メイン開口:南向き
- 用途地域:第一種低層住宅地域
- 設備・仕様:ワイドスパン
日当たりの良いマンションを優先させたい方は、メイン開口、用途地域、設備・仕様を以上のような条件で見ていきましょう。
チラシやリーフレットの物件概要に小さく書かれているので、チェックしてみて下さい。
南向きというのは地図の方角が書かれているのでよくわかりますが、近くに高層ビルやマンションがあると日当たりが良くないのでそのあたりも知る必要があります。
郊外で子供を育てたい
- 設備・仕様:複層ガラス、高気密、高断熱、遮音性能の重視
- エリア:郊外エリア
自然豊かな郊外で伸び伸びと子供を育てたいという方は、場所は郊外エリアで、設備仕様を遮音性能を重視したガラスなどを選択しているマンションを選びましょう。
高層マンションでバルコニーでゆったり食事したい
- 設備・仕様:タワーマンション、マンション高層階
- 住環境:展望よい物件
タワーマンションが理想ですが、一般のマンションの高層階でも展望が良ければ可能です。
その周辺の環境に左右されるので、現場を見に行き確認するようにしましょう。
子供を見ながら家事をしたい
- 設備・使用:対面キッチン、アイランドキッチン、LDK14畳以上
子供と会話しながら食事をつくったりできるのはとても助かります。毎日のことなのでできれば対面型キッチンにしましょう。これだけで大きく変わってきます。
間取りはLDKでできれば14畳以上が理想です。部屋が大きいと子供を自由に遊ばせながらも、家事をすることができます。狭いとこれがなかなかうまいこと行きません(経験談)。
専用庭付きのマンション
- 間取り:1階の専用庭付き、テラスなど
- 専用庭面積:25.40㎡など
1階の専用庭付きマンションにチェアを並べてゆったりしたいということもあります。マンションでありながら、一戸建てのような暮らしができるマンションが一部あるので優先的に探しましょう。
最後に
不動産を探し始めたころは、場所から調べ始めるので、たくさんの件数が見つかります。
上のように「理想の暮らし」を条件化し、優先順位を決めることで、自ずと搾れてきます。
希望の暮らしをできるだけ実現できる部屋や間取り、設備を探していきましょう。