マンションを購入するとオプションなどで別途設備を追加することが可能ですが、高級マンションの場合は、それらが標準として設置されていることが多いです。
また、標準マンションよりも、高級マンションにしか設置されていない仕様・設備というのもあります。
ラグジュアリーホテルをイメージするとわかりやすいと思います。部屋もシックにできています。
そこで今回は高級マンションで多く採用されている設備についてまとめてみました。
広いウォークインクローゼット(WIC)
標準マンションでもウォークインクローゼット(WIC)はありますが、高級マンションの場合は、さらに広いウォークインクローゼットが設置されています。
ウォークインクローゼットが狭いと、たくさんの洋服を持っている人は全部をかけられない問題が発生しますが、高級マンションだとその心配はありません。
ウォークインクローゼットに入った瞬間に、目的の服を見つけられるぐらい広い収納スペースになっています。
またその場合は、あわせて大きなミラー(鏡)も設置されているので、その場所で服を着替えてドレスルームとして姿見も可能になっています。
シューズインクローク(シューズインクローゼット)
標準マンションだと玄関の靴箱は開閉するとその場に靴を置くだけのものですが、シューズインクローク(シューズインクローゼット)の場合は人が中に入って靴を置くタイプになっています。
奥行きがあるのでウォークインクローゼットの靴バージョンです。
ただし外廊下に面した間取りのマンションだと設置が難しいので、シューズインクロークがある高級マンションは限定されてきます。
1620以上の浴室
標準のマンションでは浴室サイズが1418(140cm×180cm)が一般的です。
高級マンションは専有面積も広くなり、100㎡以上のものもあります。その場合は160cm×200cmの1620が設置されることが多く、場合によっては1822(180cm×220cm)などもあります。
マンションによっては角部屋だけが1620の浴室が採用されている場合もあります。
浴室サイズについて詳しくは下の記事もあわせて読んでみてください。
関連:システムバス(浴室)の各サイズ、1418や1620の意味
天井埋め込みエアコン
エアコンが天井に埋め込まれたタイプ。エアコン特有の出っ張りがないのが特徴で、スッキリとした高級感があります。
通常のエアコンよりはトータルコストがかかりますが、空間をおしゃれでいられます。
埋め込み型やカセット型など種類が複数あり、4方向に風が出るオフィスでよく使われているタイプもあります。
ダブルボウル(横並び洗面台)
洗面台が2台横に並んだものをダブルボウルと言います。化粧室の洗面ボウルが2つ並んでいるので、家族が同時に使いたい時に助かります。
朝の洗面台の利用は不思議と重なるので、家族が多い場合は大助かりです。
ダブルボウルはスペースが必要になるので、専有面積が100㎡以上でしか見かけたことがありません。
広い玄関ホール
マンションの玄関は狭い傾向がありますが、高級マンションの場合はまるで一戸建てのようにスペースが設けられているものがあります。
あまりに広いので、靴やブーツを履くのに便利なミニベンチを置ける余裕があるほど。
車いすやベビーカーなどで入っても、他の家族が余裕で靴の脱ぎ着できるスペースがあります。
その他
標準マンションとの境界線がわかりにくいもので、ハイグレードのトイレやバスルーム、キッチンなどがあります。
これらは標準マンションのオプションで付けられている場合と、高級マンションの標準で付けられている場合があります。
ハイグレードのトイレや、バスルーム、キッチンなどは凝れば凝るほど価格が跳ね上がるので、高級マンションでもオプションの場合もあります。