住宅やお金の雑誌を読んでいると賃貸マンションかマンション購入かという特集記事をよく見かけます。
両者にメリット・デメリットがあるので、それらを天秤にかけて良い方を選択するという流れになります。
ただ、実際にほしい間取りや物件を見ていると、これは賃貸では難しいということが調べれば調べるほどはっきりとわかってきます。
ファミリー世帯は賃貸マンションではなく、マンション購入を選択せざるを得無い理由について経験談をまとめました。
また最近では、購入に踏み切れ無いほどマンションが高騰化している現状についてもご紹介します。
ファミリー世帯が住む3LDKは賃貸マンションでは高すぎる
ファミリー世帯は3LDKを希望する人が多いです。
子供が2人いた場合、子供が1人で、もう一つの部屋が仕事部屋で必要な場合だと、自ずと3LDK以上の部屋数や間取りが必要になってきます。
- 子供2人の4人家族
- 子供1人と仕事部屋が一つ必要
実際に立地条件の良い3LDKを探していくと、なかなか賃貸では見つかりません。あるのはワンルームか2LDKまで。
2LDKはそこそこあり手頃な家賃のマンションを見つけたりもできますが、3LDK以上となるとなかなかそうはいきません。
あったとしても最低でも家賃が毎月13万円から20万円してしまいます。
これに敷金をプラスすると15万円以上は当たり前というのが賃貸マンションの3LDKの現状なのです。しかもこの話は10年以上経った中古マンションに限定されています。
過去5年以内となると18万円〜20万円となり、長時間調べた結果、諦めざるを得無い流れが繰り返されています。
当時の新築マンションの価格よりも高い家賃になっているのです。こうなるとマンションを購入した方が安いのではという結論に行き着きます。
ファミリー世帯はマンション購入に行き着くが、今は価格が高すぎて買えない
3LDK以上の賃貸マンションは高すぎて買えないので、結局のところマンション購入に行き着きます。
しかしこれは3〜4年前ぐらいまでの話。ここ5年ほどで状況が大きく変わってきています。
その理由はマンションが高騰化しすぎていて、購入ができない状況が起こっているからです。
なので「あの2年前に建てられたマンションが今この時期に同じ値段で売り出されていたら絶対買っていたのに」ということになっています。
もちろん2年前でもマンションは高かったのですが、統計を見ると毎年8%ずつ価格が上昇しているため、今では当時より16%以上も価格が増加中。
以前は4,980万円で買えていたのが、今では6,000万円〜7000万円台になっていて、手がつけられません。
2年前の最高クラスの角部屋の間取りの価格が、今ではマンションの狭い中央の位置にあるマンション価格になっているのです。
これだと3LDK以上のマンション購入には踏み切れなくなってしまいました。
最後に
マンション購入になるといつかは売却したり、貸し出したりすることを考えて立地条件のよいマンションを選びます。
そうなると、7000万円〜8000万円という2000万円ほどアップした価格のマンションがずらりと立ち並んでいるのです。
これまでは買えていたいのに、土地の高騰化や大工さんの人材難などを含めて全てが高くなっているのが現状です。
東京オリンピックが終了したころに、一気に土地の下落が始まるだろうとよく書かれていましたが、現実はさらに高騰化しています。
高齢化が続いているからもうすぐしたら下落がすごいことになるというのも見かけましたが現実は違っていました。
賃貸マンションもマンション購入もできなくなってしまった現在、どう選択していけば良いのかが難しくなりました。