再開発

大阪公立大学 森ノ宮新キャンパス(2025年9月)概要と開発

大阪公立大学新校舎

大阪府と大阪市の共同事業が進んでいます。その一つに大阪府立大学と大阪市立大学の統合があります。

統合後は「大阪公立大学」となり2022年4月より開学します。

その中で話題になっているのが森ノ宮に新キャンパスを2025年9月から竣工することです(2025年4月から9月開校に変更)。

大阪公立大学 森ノ宮新キャンパスの概要第1期、第1.5期の開発からわかることをまとめてみました。

追加情報(2024年3月):森ノ宮キャンパス建設中の写真を記事の最後に2枚追加しました。

 

大阪公立大学 森ノ宮キャンパス 概要

大阪城東部土地利用・基盤整備計画と大阪公立大学 森ノ宮キャンパス

出典:大阪城東部土地利用・基盤整備計画(大阪市)

大阪公立大学は、大阪府立大学と大阪市立大学の統合により学部入学定員数は2,853人、生徒数が16,000人となります。

これは全国の大学でみた場合、大阪大学と東京大学についで3番目に多い学部入学定員数となります。また公立大学だけで見ると日本最大になります。

  1. 大阪大学:3,255人
  2. 東京大学:3.063人
  3. 大阪公立大学:2,853人

その大阪公立大学ですが、1回生と2回生が使用する「森ノ宮キャンパス」を現在建設中です。

大阪公立大学の設立は2022年4月ですが、森ノ宮新キャンパスの開校は2025年9月からを予定しています。

  • 場所:大阪市城東区(森ノ宮駅〜大阪城公園駅の東地区)
  • 森ノ宮キャンパス:1回生と2回生用の校舎
  • 専有面積:108,500㎡
  • 森ノ宮キャンパス:基幹教育部、文学部、リハビリテーション学部、生活科学部、都市シンクタンク・技術イノベーション機能部

現在、大阪城東地区の都市開発「大阪城東部地区まちづくり」を行い、そのメイン整備として大阪公立大学があります。

森ノ宮キャンパスの誘致をメインにし、大阪ヒガシの拠点づくりを行っています。

 

スポンサーリンク

大阪公立大学 森ノ宮キャンパス の開発

大阪公立大学新校舎

大阪府立大学の森ノ宮キャンパスは第1期と第1.5期、第2期の3回に分けて開発されています。

開発開発時期開発内容
第1期2025年9月まで森ノ宮キャンパスの設計・建設工事・開校まで
第1.5期2025年以降
  • 東西動線(鉄道)の整備
  • もと森之宮工場(ごみ焼却工場)暫定利用

 

第1期開発

大阪公立大学 森ノ宮キャンパス の開発(第1期)地図

出典:大阪市の土地利用・基盤整備計画を元に大学名と駅名を追加

第1期の開発(2025年4月まで)では、大阪公立大学 森ノ宮キャンパスの建設工事がメインになります。場所は「もと建替計画地(約2.6h)」。

第1期は森ノ宮キャンパスの設計・建設工事・開校までとなるので、2020年9月の時点では駅からの動線はまだ行わません

追記:2025年4月に開校予定でしたが、不発弾処理や埋蔵文化財の発見により半年延期され2025年9月以降になることがわかりました。

 

UR森之宮第2団地と大阪公立大学 森ノ宮キャンパス工事

上の写真の右にある建物が「UR森之宮第2団地」で、その右奥に大阪公立大学 森ノ宮キャンパス工事が行われています。

実際に森ノ宮駅から歩いてみたところ、徒歩13分ほどかかりました

2025年4月までに森ノ宮キャンパスが完成しますが、この時点ではJR大阪城公園駅からは行くことができないので、森ノ宮駅から歩く必要があります。

この写真の道路は「豊里矢田線」と言い、シンボルアベニュー(仮称)として整備するのも第1期開発に入っています。

追加情報大阪メトロが新線を計画「大阪公立大学前駅(仮称)」を造ることを発表しました。

 

大阪公立大学森ノ宮キャンパスに向かう「豊里矢田線(シンボルアベニュー)」

豊里矢田線を歩道橋から撮影。この道がシンボルアベニュー(仮称)になります。

この道路は東西に車が行けないので、比較的交通量は少ないほうです。

追加情報:2021年10月5日追加

森之宮新キャンパスの一般競争入札が行われ、竹中工務店安井建築設計事務所グループに決定しました。

入札額は347億5300万円。実施設計、建設工事、工事監理まで一貫して行われます。

 

第1.5期開発

大阪公立大学 森ノ宮キャンパス の開発(第1.5期)地図

出典:大阪市の土地利用・基盤整備計画を元に大学名と駅名を追加

第1.5期からの開発では、大阪公立大学 森ノ宮キャンパスの動線その周辺の開発がメインになります。

上の地図を見るとわかるように、大阪公立大学森ノ宮キャンパスの西側を見るとJR大阪城公園駅があります

ここには鉄道の車庫などがありますが、この上に専用の動線を作ります。

JR大阪城公園駅から森ノ宮キャンパスに向かう歩道橋は、JR大阪城公園駅から商業施設「ジョーテラスオオサカ」に直結している橋とつながる可能性があります(あくまで予想です)。

この歩道橋の完成より、森ノ宮駅から徒歩13分ほどかかる時間を大幅に短縮し、JR大阪城公園駅から徒歩5分ほどで大学に行くことができるようになります

また第1.5期では森ノ宮キャンパス前に「シンボル広場(仮称)」の設置と、北側の京橋駅に抜ける道の開発も行う予定になっています。

この第1.5期開発は、2025年以降を予定していますが、速やかに行うということで、予定より早まるかもしれません。

 

大阪公立大学森之宮キャンパスの外観や校舎内の様子を写真で紹介

大阪公立大学新校舎

大阪公立大学の外観や校舎内の様子を写真付きで見ていきましょう。

大阪公立大学の新校舎イメージ(2021年10月27日追記)

 

大阪公立大学新校舎外観

 

大阪公立大学新校舎外観

すぐ前にある道路と校舎とがよくわかる写真です。前の道路は上から渡って、JR大阪城公園駅まで行けるようになります。

 

大阪公立大学新校舎

「知の森」をイメージした建物。

 

大阪公立大学の中庭

大阪公立大学の中庭イメージ(2021年10月27日追記)。近隣の住民も気軽に利用できる空間。

 

大阪公立大学図書館

図書館の様子。

 

大阪公立大学フリースペース

フリースペースの様子。パソコンを使ったりしているので、Wi-Fiスポットでもあるようです。

 

大阪公立大学森之宮キャンパス建設の様子

大阪公立大学森之宮キャンパス(2024年3月撮影)

2024年3月に大阪公立大学森之宮キャンパスに行ってきました。

遠くからでもわかるほどになってきています。

 

大阪公立大学森之宮キャンパス(2024年3月撮影)

目の前はJR大阪城公園駅が見えますが、線路を挟んだ向かい側。

早く行ける大阪城公園駅側に行けるようになると便利になるのを実感しました。

大阪メトロも「森之宮新駅」を造ることが決定しています。

カテゴリー

-再開発