一戸建て住宅やマンションは「駅から徒歩何分」という立地条件によりその物件の価格がおおよそ決まります。
「駅から15分までだったら大丈夫」と思い、気になる物件まで駅から歩いてみると「実際は20分かかった」ってことがありますよね。
この「駅から徒歩何分」というのは、どのような基準で決まっているのか?についてまとめてみました。
「駅から徒歩何分」はどのような基準で決まっているのか?
「駅から徒歩10分と聞いてきたのですが、実際にもう少しかかりました」ということをマンションのモデルルームの担当者に聞いてみると、それは全国共通の基準によって成り立っているということです。
- 道路80mを徒歩1分で算出
- 信号待ちは入らない
- バスは日中雨の所要時間が用いられる
「不動産の表示に関する公正競争規約」というのがあり、どの不動産にも不公平が無いようにルールを設けています。
その中の一つに「不当表示」というのがあり、実際より短い時間を表示してはいけないという記述があります。
そのため、80mを徒歩1分として計算、後の端数は切り上げて表しています。
私は駅から新築マンションまでをよく歩くのですが、実際に表示されている時間、例えば駅から徒歩10分だと、実際は徒歩15分ぐらいかかります。
ほかにも徒歩7分だと実際は12分と、だいたいですが表記されている時間に5分足すと実際に歩いた時間になります。坂道があるともっとかかるかもしれません。
目的地まで歩くのに色々な場所を見たりしますからね。目安として覚えておいてください。
また、信号や踏切などの待ち時間は考慮されないので、実際に歩くと表記された時間より多くの時間がかかってしまいます。
バスの乗車時間は一般的な日中の所要時間になります。朝夕の渋滞などは考慮されないので注意しましょう。
「駅から徒歩何分」というのは、駅の出口からという意味
「駅から徒歩5分」というのは、駅の出口から徒歩5分という意味です。これも重要ですね。
例えば地下鉄だとホームからエスカレーターを上り改札を出て、そして最寄り出口まで出るのに5分以上かかるような駅が都会ではよくあります。
これだと何番出口に出た瞬間から数えて徒歩何分という意味です。
なので、駅から5分って近いなと喜んでいたら、実際はホームからだと徒歩14分ほどかかったということもありえます。
そいうこともあるので最寄り駅のことを知ることと、その駅の出口から実際に歩いてみて時間を測ってみると良いでしょう。
実際に歩いて特に遠く感じなければ何も問題はありません。
最後に
都会では「10分以内のマンション価格」と「11分以上のマンション価格」で、300万円〜1000万円の開きがあるエリアもあります(土地代の関係で)。
駅から徒歩5分なのに遠かったり、駅から徒歩10分なのに近かったりと、その駅によって出口までの距離は様々なので実際に歩いてみてください。
駅からマンションまで徒歩何分というのは、実際はプラス5分して考えましょう。これもおおよそですが、そこそこあっていると思います。
それ以外にも歩いてみてわかることがたくさんあるので、直接歩いて確認してみてください。
マンションまで歩いてみてわかることについては下の記事にまとめています↓