新築マンションを購入する時に、早い段階で購入する方には「メニュープラン」という部屋の間取りやサイズを少しだけ変更することができます。
「部屋数を増やしたいのか?」「部屋数を減らしてでも広さをとり取りたいのか?」、購入者にあわせた間取りを選ぶことができるのです。
メニュープランにはどのような変更例があるのでしょうか?今回は基本プランから変更できる例をいくつか紹介します。
1.ワイド型リビング:和室を洋室に変更
マンションで最もポピュラーな3LDKの間取りワイド型リビング。
このキッチン横、リビングダイニングのところにある居室は和室が一般的ですが、これを洋室に変更することが可能です。
この場所は食事エリアにある居室で、必ず全員が通る場所にあるので、子供部屋として使っていこうと考えている方も多いと思います。
子供が小さければ和室が良いのですが、少し大きくなると洋室の方が良くなったりします。
そういう方にはメニュープランで和室を洋室に変更しましょう。引き戸タイプにすることで、端まで動かすとLDと一体型になり広く感じます。
子供が独立した時は、この引き戸を開いたままにして広く使っていくことも可能です。
もちろん和室→洋室以外に、洋室→和室という逆のプランもあります。
2.正方形リビング:田の字型3LDK
こちらもよくある田の字型の正方形リビング。バルコニーの方にリビングダイニング(LD)と洋室が2つ横並びになっている形です。
このタイプは縦長のリビングダイニング(LD)とその横にある洋室を引き戸で開くタイプが主流です。
子供部屋が必要なのでリビングダイニングを小さめに、その横に洋室5畳を設けている間取りです。
部屋数が必要だったのでどれも狭く感じますが、洋室とLDをあわせて大きなLD(リビングダイニング)にすることで開放的な一つの部屋を造りだすことができます。
- 洋室5畳+LD11畳=LD16畳
LDの11畳は狭く感じますが、16畳になると広く感じますね。どうしても㎡(平米)が狭いので、無理やり3LDKにするとどの部屋も狭くなってしまいます。
このような時は2LDKにすると、マンションらしい広々とした部屋がつくれます。
部屋が隣り合わせになっているものは、一つにまとめたり、2つに分けたりすることができます。
3.部屋を狭くしてでもウォークインクローゼットを設置する
部屋の間取りの変更については上でよくある2パターンを紹介しました。それ以外によくあるのは部屋を1~2畳分狭くしてでもウォークインクローゼットを設けるというプランです。
ウォークインクローゼットを設置すると、その中に全てを収納できるので、その分部屋は何もないスッキリした状態にすることが可能です。
わざわざタンスを置くのであれば、ウォークインクローゼットを設置して後は広々と(その分狭くなりましたが)部屋を使うというのはありだと思います。
ウォークインクローゼットを設置するとタンスが必要ないのでスッキリしますし、足をタンスにぶつけたりということがありません。
このあたりは考え方の違いがあるので、それぞれが良く考えておくことをおすすめします。
最後に
新築マンションにある「メニュープラン」の変更例をいくつか紹介しました。他にも複雑な間取りもあるので、そのようなプランもマンションごとに用意されていると思います。
ただこのような変更は早めに依頼する必要があるので、後半での購入になるとプラン変更が終了している可能性もあります。
例え早期の購入でも、メニュープラン変更の締め切りが意外と早いので、どのように変更するか先に決めておくようにしましょう。