私が現在の中古マンションを購入するに至るまで、マンションを4回も引越ししました。子供が生まれてからは3度引越ししています。
この度重なる引っ越しで、子育て世代のファミリー向けのマンションは3LDKの場合、どれぐらいの広さが必要かがわかってきました。
「ファミリー世帯のマンション選びの場合、3LDKだと何平米必要か?」について一例も含めて紹介します。
マンション選び、まずは間取りと平米をチェック
マンション選びの段階で、まず初めに「間取り」をチェックすると思います。間取りとは部屋数のことで、2LDKや3LDKと表示しています。
子育て世帯、ファミリー向けマンションは、自ず3LDKを希望することでしょう。
しかし、その後もう一つチェックしてほしいのは、部屋の平米(㎡)です。
同じ3LDKでも広さは色々
私は子供が生まれてからに3度引越ししました。その中で住みづらさを感じていた広さは58㎡や65㎡です。
この広さを選んだのは単に賃貸価格が安かったから(当時は賃貸マンションでした。最終的に中古マンションを購入することになります)。
その時に支払える金額というのは限られていますからね。それでいながら部屋数は最低3LDKは必要ということで、この広さのマンションを選びました。
58㎡から65㎡に進み、その後75㎡を購入することになるのですが、最初の58㎡と65㎡は同じ3LDKであるにも関わらずとてもとても狭くて圧迫感を感じたものです。
それに対し75㎡は快適でした。同じ3LDKでも、50㎡~85㎡以上と部屋の広さでは快適感が全く違います。
先日、マンションを購入した知人の家は同じ3LDKでも80㎡。
75㎡でも快適だと感じていた私ですが、知人の家に遊びに行った時に、全く別次元の快適さを感じたものです。
このように同じ間取りでも広さによっては感じ方が大きくかわってくることを知っておきましょう。
家族3人以上での生活なら3LDKで75㎡以上だけを選ぼう
このようなマンションの住み替え(賃貸マンション時も含む)を経験して断言できることは、子育て世帯、ファミリー向けのマンションは3LDKで、広さは75㎡以上を購入するようにしましょうということです。
その理由を計算してみました。
75㎡以下だと各居室が6畳以下になる計算
75㎡以下の広さだといかに住みにくいかが計算するとわかってきます。
75㎡以下で3LDKの場合は、絶対に必要なスペースは洗面所、トイレ、キッチン、お風呂(浴室)などの水を使う導線は中央左右に設定するのが多いです。
詳しくは下の記事の間取り図でチェックしてください。
キッチンやおふろなどの水を使う導線の面積を75㎡以下の広さから引くと、3LDKの場合は一部屋が6畳以下になってしまう計算になります。
マンション3LDK、専有面積60㎡の場合
極端な例になりますが、60㎡で3LDKの場合を見てみると、洋室が3部屋あり、その3つが4.5畳、5畳、5畳の広さだというのがわかります。
この部屋はクローゼットとウォークインクローゼットが狭いので、収納の問題もでてきます。
その上にどの部屋も狭さを感じるので購入したことを後悔することになるでしょう。
マンション3LDK、専有面積67㎡の場合
次のチラシは先ほどの例よりも7㎡大きな67㎡の間取りと大きさです。よく見かける田の字型の配置。
和室は5畳、洋室は5.4畳と6畳になります。辛うじて6畳が一部屋ありますが、リビングダイニングが11.1畳しかないという結果になっています。
一番長く生活するリビングダイニングが狭いのと、各部屋も狭いのでどの部屋も閉塞感を感じることでしょう。
この場合の広さだと、リビングダイニングの11畳ととなりの和室5畳をあわせた2LDKの方が快適感があります。
(※リビング・ダイニング11.1畳と和室5畳を一つにした、16.1畳のリビング・ダイニングにする方が良い)
しかしどうしても3LDKにする必要がある場合は67㎡ではどの部屋も狭くなってしまうことが良くわかる例です。
まとめ
以上の計算や例から判断した結果、3つの居室と6畳以上の広さを確保し、そこそこのリビングルームが必要な場合は、最低でも75㎡以上は必要という計算になります。
75㎡以上だと一つ一つの部屋がゆったりしているので、住み心地がよく快適に過ごせることでしょう。
75㎡以上の間取りと広さだと、マンション購入では価格が高くなってしまいますが、その後マンションを売却したり貸したりする可能性が出てきた場合、とても価格が落ちにくく人気のマンションだと思います。
3LDKに必要な場合は75㎡以上が必要。逆に言うと75㎡以下の場合は2LDKが理想の広さだというのがわかります。
チラシの物件概要は間取りや専有面積以外にもチェックすべき点がいくつかあります。詳しくは下の記事もどうぞ
関連:ファミリー向け3LDKマンションを予算内で購入する4つのポイント
関連記事一覧:「間取り」