アパートとマンションはどちらも似たような名前ですが、意味の区別はどうしているのでしょうか?
マンションの方が豪華で価格が高く、アパートの方が価格が安くて簡単な造りであるイメージはあります。
そのイメージは正解ですが、実は各不動産会社によって区別の仕方が異なっています。
実際の意味や「不動産会社がどう使い分けしているのか?」についても含めて紹介します。
マンションとアパートの違いについては法的な定義はない
「アパートとマンションの意味をどう使い分けているのか?」この違いについては法的な定義はありません。
規定はないので、誰が決めているのかというとそのアパート・マンションの地主や不動産会社です。
特に分けて管理する必要がある職種が決めています。
ほとんどが似た様な分け方に収まりますが、少しだけ異なる区別の仕方をしているところもあります。
不動産会社はマンションとアパートをどのように区別しているのか?
不動産会社はアパートとマンションをどう分けているのでしょうか?
大きく分けると3つですが、ほとんどが1つ目の分け方をしている不動産会社が多いです。
1.鉄筋コンクリートか木造か
建物が鉄筋コンクリートか?木造か?によって分けています。
- 鉄骨・鉄筋コンクリート:マンション
- 木造:アパート
鉄骨には重量鉄骨や軽量鉄骨などいくつか種類がありますが、どれで造られていても「マンション」に含んでいます。
それに対し木造がアパート。この分け方が一番多いと言われています。
2.重量鉄骨はマンション、軽量鉄骨と木造はアパート
- 重量鉄骨・鉄筋コンクリート:マンション
- 軽量鉄骨・木造:アパート
鉄骨の中で重量鉄骨をマンション、軽量鉄骨をアパートに区別している不動産会社もあります。もちろん木造もアパートです。
これはSUUMOもこの分け方にしているようです。
3.3階建以上はマンション、2階建て以下はアパート
3つ目の分け方は、2階建までがアパートで、3階建て以上がマンションと呼ぶようにしている場合もあります。
- 3階建て:マンション
- 2階建て:アパート
これはどれが重量鉄骨か軽量鉄骨かがわかりにくいという方に、すぐに判断できるという意味で区別されています。
マンション(という聞こえ)の方が人気なので、3階建以上であればマンションと決めている不動産会社には、そのような戦略もあるのかもしれません。
他の不動産会社ではアパート定義なのが、この不動産会社の分け方だとはマンションに含まることになるのです。
この辺りは詳細をじっくり確認することが重要です。
最後に
マンションとアパートの違いについては法的な規則がないので、各不動産会社によって分け方が異なっていることに注意しましょう。
大きく見るとマンションが大きくてしっかりとしており、アパートの方が小さくて簡素であるというのはあっています。
またセキュリティー面から見ても、マンションの方が高く、アパートの方が家の戸の前まで誰でも入ってこられるような造りになっているものが多いというとも知っておきましょう。
マンションに住みたいのであれば、メリットの一つであるセキュリテイが高いというのは重要です。
これだけでも居心地が全然違います。
毎日セールスからのチャイムがなるのも問題ですからね。セキュリテイ面はかなり重視してください。