マンション購入についての基礎がわかってくると、実際に物件選び(探し)というのが始まります。
ここからは自分たちが住みたい場所を幾つかピックアップしていくのですが、重要なのは「資産価値が落ちないマンションを選ぶこと」です。
マンションの資産価値を維持し続けるためには、どのような選び方が良いについて、4つのポイントをご紹介します。
1.立地条件
マンション選びを成功させるための最も重要なポイントは立地条件です。これだけが重要と言っても過言ではないと思います。
立地条件が良いと、たとえ中古になっても資産価値が下がることなく維持できます。
現在マンションは高騰しているので、築5年の中古マンションでも、当時の購入価格よりも高くなっていることもありますが、立地条件が良いと強気の対応ができるのです。
特に重要なのは、人気駅から近いことや人気の小学校区(文教地区)。このような場所は資産価値を維持するか、もしくはさらに高めることが出来ます。
好きなエリアでも道路一本挟むだけで、資産価値は大きく変わってきます。それだけ人気エリアというのは限られています。
人気エリアの場合、マンションが建てられるスペースが年々減ってきているので、中古マンションでも欲しいという方が多いのが現状です。
2.ブランドマンション
マンションを探す時に、一番に調べ始めるのがブランドマンションです。なぜブランドなのかというと、それだけ信頼できるから。
建築法、耐震・免震、周辺の景観、高級感、信頼感があるので、資産価値を維持し続けることができるのです。
そして、何よりブランド力というのはみんな気になりますからね。大手であればあるほど、価値を持続することができ、中古マンションとして高く得ることが可能です。
その他、ブランド力があるとアフターサービスも充実しています。規模が大きければ、それだけ修繕積立のための計画もしっかりしています。
実際購入したものの「思っていたのとは違っていた」ということにはなりたくないですからね。
3.間取り・部屋のサイズ
間取りも重要になってきます。人気なのはやはり3LDKでしょう。
3LDK以上になると角部屋になるので、購入価格は高くなりますが、資産価値を維持し続けることができます。
マンションを購入する方はファミリー世代が多いので、3LDKを希望する方が多くなります。
そうなると子供部屋が必要となる3LDKの間取りは数が少ないこともあり、特に人気になってきます。その他、家で仕事をされる方にも必須条件です。
価格と人気のバランスが取れた3LDKはなかなか中古物件に出にくいですし、賃貸マンションではこのサイズのマンションは住めないことが多いですからね。
4.築年数
ほとんどは立地条件、ブランド、間取り・部屋のサイズでOKですが、さすがに築20年以上になると、なかなか厳しいのが現状です。
それは過去の耐震法が異なっているので、耐震問題というのがあります。また、築年数が長いマンションは、修繕積立金の高騰もあり得ます。
また省エネ基準が2020年に義務化される予定なので、基準に満たしていないマンションは一気に資産価値が下がることが予想されます。
まとめ
失敗しないマンション選びとは結局のところ、資産価値を下げないマンションということになります。
価格の安さだけから郊外のマンションを選んでしまうと、あっという間に価値が下がり、いざ不動産の売却や賃貸を考えることになった時に、全く売れないということになりかねません。
価値を下げないマンションとは、人気の立地エリアに住むことです。当然価格は飛び抜けて高いのですが、購入後もそのエリアに住みたい人が多く後を絶たないので、資産価値を維持し続けることができるのです。
常に需要があるエリアは部屋が古くなっても、部屋の内装を200〜300万円ぐらいでリノベーションできるので資産価値を下げずに済みます。
そうは言うものの、この条件の場合は高くて買えないとなるのが現状。ここからはどこまで妥協できるかになってきます。
4つのポイントから比較し、購入できるマンションの中から、資産価値を下げないエリアからいざという時に売却できるマンションを見つけ出してください。