分譲マンションは、立地条件が重要なのは間違いありません。しかしそれ以外にも重要な視点がたくさんあります。
一つは「立地・周辺環境」による視点、もう一つは「建物の構造やグレード」の視点です。
この2つが合わさったマンションを購入することで、購入者も満足できますし、もし今後そのマンションを売却したり貸したりする場合の不動産的価値も高まります。
この2つのポイントは分けて考えてみましょう。
マンションを選んで行くためのそれぞれの視点についてまとめてみました。
1.周辺環境・立地条件からの視点
まず一つ目の視点として「周辺環境」や「立地条件」の視点から選びましょう。
- 駅から近い
- 都会
- 校区(有名な小学校・中学校)
- 緑が多い公園・遊具
立地・周辺ということで、マンションそのものではなく、「この場所であること」「この場所に住む理由」が重要であるという視点です。
この場所に住むことで便利に電車が乗り継げたり、入学したい小学校の校区に住んでいたり、羨ましがられるような緑地公園が近くにあったりという「その場所に住む」という不動産的な視点です。
今後落ちるかもしれないマンションの資産価値がここに住むことで、ほとんど下がらなく維持、或いは向上することができるのです。
例えば都会の場合、30年前の中古マンションでも5,000万円台で売っている場合もありますからね。
特に「駅から近い」のと「校区」というのは、マンション購入時はとても高いのですが、結果的にずっと資産価値を維持できる重要なポイントだと言えます。
「立地条件」や「周辺環境」の視点から書かれている記事
これまで書いてきた記事の中で、「立地条件」や「周辺環境」の視点から書かれている記事をピックアップします。
- 「マンション選びは資産価値を下げない物件を選ぼう!4つのポイント」の記事の中で「①立地条件」が挙げられます
- 「マンションの未来を予測するための3つの視点」の記事の中で「②周辺環境」が挙げられます
- 「マンション購入後に資産価値が上がる4つの条件」の記事は全内容が挙げられます
- 「中古マンションの選び方の基本。立地条件・耐震・管理の長期的視点が重要」の記事の中では「①立地条件」が挙げられます
2.建物の構造・グレードからの視点
マンション選びのもう一つの視点は、「建物の構造・グレード」の視点です。
- 耐震・免震などの耐久性
- 部屋の間取り・サイズ
- 最新設備
- ブランド
この視点はどの場所に建てたかというのは関係なく「マンションそのものがどうか」という視点です。
例えばそのマンションが免震構造であることは、住む方も安心ですし、今後の資産価値も下げることなく維持できたりします。
その他、そのマンションの角部屋や方角、マンションブランドなど、より良い部屋を選んだ場合、どれも資産価値を維持できます。
購入する時にはどれも販売価格が高くなることばかりですが、結果的に資産を下げることなく価値を維持し続けることができるのです。
「建物の構造・グレード」の視点から書かれている記事
- 「マンション選びは資産価値を下げない物件を選ぼう!4つのポイント」の記事の中で「②ブランドマンション」、「③間取り・部屋のサイズ」、「④築年数」が挙げられます
- 「マンションの未来を予測するための3つの視点」の記事の中で「①用途面積」、「③建ぺい率・容積率」が挙げられます
- 「中古マンションの選び方の基本。立地条件・耐震・管理の長期的視点が重要」の記事の中で②「建物の耐震・免震」③「マンション管理」が挙げられます
- 「マンションの住戸価格は階数、広さ、間取り、方角により決まる」の全内容が「建物の構造・グレード」の視点です
- 「耐震、制震、免震構造マンションの違い」の全内容が「建物の構造・グレード」の視点です
- 「マンションの広さ、最低限必要な面積と理想の面積の計算方法」の全内容が「建物の構造・グレード」の視点です
まとめ
一戸建ての場合は1「周辺環境」や「立地条件」の視点はあまり見られず、2「建物そのもの」の視点だけがあると思います。
それに対しマンションでは、1「周辺環境」や「立地条件」も優秀。便利な場所を中心に建てられます。
その上、2「建物の構造・グレード」もあるので、2つの視点から資産価値が高く維持することができるのです。
マンション選びの段階では、1「周辺環境」や「立地条件」と2「建物の構造・グレード」の2つの視点を別々に考え、最終的に両視点が掛け合わされた状態が資産価値の高いマンションと言えるでしょう。