マンションを購入する時にやっておくと良いのが住宅ローンの事前審査です。
これは本契約前にこのマンションを買った場合、住宅ローンをこれだけ借りられることを先に確認してもらう審査になります。
住宅ローン審査には3種類あり、それぞれ特徴や期間(時間)がかかります。1つずつ流れの順にご紹介します。
1.「年収から割り出した借入可能額」事前相談
実際にどれくらいの金額の住宅ローンを借りることができるのかについて、銀行などの金融機関に相談するものです。
- 期間:1〜2日
住宅ローンの借入上限やどのくらいの返済額になるのかについては、ウェブサイトでも大まかに知ることができます。
- フラット35:クイックシミュレーション
- 住宅保証機構株式会社:住宅ローンシミュレーション
フラット35は①借入金額、②現在の年収、③毎月の返済額の3種類から返済額調べることができます。
また、住宅保証機構株式会社の場合は、返済額、借入可能額、ローンの繰上げ返済、返済プランの比較、複数ローンの組み合わせ、住宅取得諸費用の各試算ができます。
2.担保評価と個人信用情報を含めた事前審査
住宅ローンを本当に借りることができるのか?については売主にはわかりません。
もし借りれない場合があれば、契約を白紙に戻すという住宅ローン特約が契約書にはあり、全てが時間の無駄だったという結果になってしまいます。
そんなことにならないように購入申込書の提出後、売買契約を結ぶ前に住宅ローン事前審査を行います。
①で紹介したのは相談です。「住宅ローンの事前審査」というのは今回の②のことを指します。
- 期間:5日〜10日間(営業日)
この事前審査を行うことによって、マンション購入への説得力が売主に対し増すので、値引き交渉がスムーズに行くようになります。
3.売買契約後の本審査
1〜2と紹介しましたが、これまでの事前審査は任意です。この中で必ずしないといけない審査は今回の③「売買契約後の本審査」になります。
- 期間:5〜10日間(営業日)
完全な住宅ローン本審査です。もし仮に通らなかったとしても、次回に同じ価格のマンションだと申請が通る可能性が高くなります。
そうなると次回は最初から売主と値引き交渉などを積極的に行うことができます。
住宅ローン審査の流れ
- 相談(任意)
- 事前審査(任意)
- 本審査(必須)
①相談→②事前審査→③本審査の流れになっています。
必須なのは本審査だけですが、中古マンションの場合は値引き交渉も重要になってくるので、任意である事前審査を行い、売主に対し、本当に買う気があるということを見せられるように事前審査を行いましょう。
そうすることで信頼が増し、スムーズに交渉することが可能です。