住宅(マンション又は一戸建て)の購入が決まり、諸費用を含めた予算総額が出たら、次にやってくるのが住宅ローンです。
では「この住宅ローンとは一体どういう仕組みなのでしょうか?」そして「どこで借りるのでしょうか?」直接銀行に行くという方法もありますが、他にも方法があります。
今回は住宅ローンの意味や、住宅ローンを借りるためにどこに行けば良いのかについて3つの方法をご紹介します。
住宅ローンとは?
住宅ローンとは、自分の家を購入する場合、あまりにも価格が高いので、その家の購入代金を銀行などの金融機関から借りるお金(ローン)のことを言います。
お金を借りるということは「借金」になるので、住宅ローンの審査の基準が厳しくなっています。
お金を出す金融機関は、金融市場から資金を調達し、それに利益を加えてから住宅ローンとして貸しているのです。
住宅ローンは長期返済になるので、途中で返済できなくなるという問題が起こらないとも限りません。そういうことがないように購入する住宅には「抵当権」が設定されています。
もし途中で住宅ローンの返済が不可能になった場合は、その家を売却し返済することを指示される契約になっています。
これは保証料を支払う保証会社との契約です。
以上のことから、毎月の住宅ローン返済には無理のない金額をに設定しておくことをおすすめします。あまりにも高い返済金を設定するとプレッシャーで、毎日の生活が楽しくなくなります。
あくまでも毎日の豊かな生活が重要なので、そちらに負担のない返済額にしましょう。
住宅ローンはどこで借りられるの?
では「住宅ローンはどこで借りるのでしょうか?」日本で住宅ローンを貸す金融機関は1200以上あります。
最も有名なのは①銀行。それ以外にも②不動産会社や③ネットバンクなどがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
1.銀行
住宅ローンと言えばメインバンクということで、まずは銀行が思い浮かびます。いくら借りられるのかを知りたい人は、まずは銀行に行ってみましょう。
銀行のいつもとは違う奥のカウンターで相談窓口があります。住宅ローンの競争が激化しており、低金利、保証無料などの特典がある銀行もありますよ。
対面相談になるので安心ですが、営業時間が短いのでその時間帯に行く必要があります。
銀行では民間融資以外に、住宅金融支援機構の「フラット35」も取り扱っています。
銀行で住宅ローンを相談する場合の特徴
- 銀行員と理解できるまで相談できる
- 自分で銀行を探しまわる必要がある
- 営業時間帯に探す必要がある
2.不動産会社の提携ローン
住宅を販売している不動産会社は銀行などと提携しています。その為、住宅ローンを用意していることが多く、多くの人が利用しているのはこのルートです。
マンションデベロッパー、ハウスメーカーなどの不動産会社が提携している金融機関でローンを組む形になるので、「提携ローン」と呼ばれています。
融資額の増額や金利優遇などですすめていることもあります。ただしネットバンクのキャンペーン金利よりは高めになっています。
不動産会社「提携ローン」の特徴
- 住宅ローンを比較する必要がない
- 自分で調べる必要がない
- 選択肢が少ない
3.ネットバンク(ネット銀行)
住宅ローンの審査から申込までの流れをすべてネットだけで完結する「ネットバンク」の住宅ローンは、低金利で団体信用生命保険の加入の場合も多く、各銀行が特徴を生かしたプラン、サービスを展開しています。
ただし書面のみなので、審査ハードルが高くなっています。
ネットバンク(ネット銀行)の特徴
- 金利が低いプランを比較して調べられる
- 対面相談ができない
- 書面のみなので、審査が厳しめ
- 保証料は0円が多いが、融資手数料が高くなっている
店舗コストがないのでその分金利が低くなっていますが、審査が厳しくなっています。
最後に
住宅ローンの意味と「どこで借りられるのか?」について①銀行、②不動産会社、③ネットバンクの3つを紹介しました。
マンションや一戸建て購入の流れから、その不動産と提携している「住宅ローン」を選ぶ方が多いようです。ただその場合は、後で後悔したりすることになるので、物件購入前からある程度、比較して絞っておくのがオススメです。
住宅ローン金利の仕組み(固定金利・変動金利)や住宅金融支援機構の「フラット35」、住宅ローン控除などについても先に知っておくようにしましょう。