これまで例のない巨額な借入金をすることになる住宅ローンについて考えると、色々と気になって不安になる方も多いと思います。
後で困ったことにならないための住宅ローンの為の資金計画についてポイントをご紹介します。
1.ローンは定年までに完済する
現在の金融機関は70歳から80歳までと住宅ローンの返済を全て終わらせる完済の年齢が高くなっています。
年金が支給される年齢は上がっていきますが、それと同時にサラリーマンの定年も上がっていくというわけではありません。
しかも、最近の状況を見ているとサラリーマンがその年齢まで働けるかの保証はないのを実感しています。早期退職の話も多いですからね。
その点を考えた時、自分が勤めている会社の定年となる年齢60歳~65歳までに完済する計画にしましょう。
2.退職金は返済金にしないこと
このご時世、ボーナスや退職金、年金などが満額でもらえるかが怪しいところです。
たとえ年金が貰えたとしても「金額が予想とは大きく違った」ということがあるかもしれません。
そんな不安定な世の中なので、退職金を当てにして、一括返済しようという考えはやめましょう。
退職金は老後の資金という考えの方が良いですね。住宅ローンは給料の中から完済できる資金計画を立てるようにしましょう。
3.ボーナスに頼らないこと
どのような業種でもそうですが、安定したボーナスがでるのが難しくなっています。最近は大手でも不安になるニュースが多いですね。
ボーナスで返済するのはよくあることですが、ボーナスの丸々全額を返済するというプランはやめておきましょう。
仮にボーナスが大幅に減少した年があれば、突然返済が厳しくなるからです。
4.貯金を最低100万円以上は残しておく
「住宅ローンの買い入れ額をできるだけ少なくしたい」という考えは誰もが思う所ですが、だからと言って貯金全額を頭金にするのはやめましょう。
手元にお金を持っていなければ、もし何かがあった時に困ることになるからです。
私も過去に住宅ローン期間中に職を失うことがありました。その時、生活が不安定になりストレスが高くなりました。
職を失ってから、次の仕事に起動に乗り始めるのに、丁度100万円前後必要だったように記憶しています。
なのでこの時もし100万円持っていれば、そんなに気分も落ち来なかったと思いますし、もう少しゆとりをもった切り替えをできたと思います。
そういう経験があるので、例え住宅ローンを返済していても、手元には常に100万円以上は最低残しておくことを経験談から声を大にして言いたいです。
5.貯金ができるゆとりある返済額にしよう
住宅を購入してから、家電が壊れることもありますし、旅行をすることもあります。また子供の学費もかかります。
住宅購入をきっかけにこれまでとは激変するような生活を送るような返済プランはやめましょう。
毎月貯金ができない住宅ローンの組み方をすると、今後困ったことになります。
完済までは遠い道のりです。必ず道中何か起こると思っておいた方が良いですね。その時を想定した返済プランをたてましょう。
6.住宅ローン以外の借金はしない
車の購入にローンやキャッシングなどの借入金がある方は、それを完済してから住宅ローンを組むようにしましょう。
住宅ローンの毎月の返済だけでも大変なのに、その上に車の返済でもあったとしたら、それだけも大変なのが目に見えてきます。
住宅ローンを組むときに、たとえ自働車のローンであってもそれは借金にあたるので、住宅ローン審査がマイナスになります。
状況によっては審査を断られたり、融資額を減額されることがあるので、ぜひ他のローンを完済してから住宅ローンを借りるようにしましょう。
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