中古マンション選びの注意点

中古マンションを即リフォームする場合のメリットとデメリット

中古マンション

最近は新築マンションの価格どんどんが高くなり、手が出せない金額になってきています。そのような家庭に人気なのが中古マンションとリフォームの組み合わせです。

トータルコストが安いのが最大の理由です。ではそれ以外にメリットはあるのでしょうか?

中古マンション購入とリフォームの組み合わせのメリットとデメリットをまとめてみました。両者を理解して新築か中古かを選びましょう。

中古マンション+リフォームのメリット

新築マンションよりトータル費用が安い

新築マンションの高騰で、希望のマンションが購入予定額より1,000万円以上も高くなっています。そうなると手が出せません。

そんな新築に手を出せない方が、中古物件と購入直後のリフォームの組み合わせが人気になっています。その理由はコストが安いからです。

特に住みたいエリアが決まっている家庭で、新築マンションが買えない時に検討する方が多くなりました。

「平成27年度住宅市場動向調査・調査概要」の「資金調達に関する事項」の「購入資金、リフォーム資金」中に新築マンションと中古マンション、そしてリフォーム資金の平均費用がかかれています。

  • 新築マンションの平均購入資金:3,903万円
  • 中古マンションの平均購入資金:2,234万円
  • リフォーム平均資金:217万円

参考:平成27年度住宅市場動向調査・調査概要の「資金調達に関する事項」より

新築マンションの平均購入資金から中古マンションの平均購入資金を引いてみると1,669万円になります。

次に引き算した1,669万円からリフォーム平均資金を引くと1,452万円となり、新築マンションよりも中古マンションの方が約1400万円もお得に購入することができます。

ただ、これはあくまで平均で、立地条件のよいマンションだと中古マンションもかなり高くなっているので参考程度にして下さい。

それでも新築に比べると安くのなっているので、購入予定額に当てはまるのは「中古マンション+リフォーム」ということになる方が多く、その結果人気の組み合わせとなっています。

 

リフォームが自由にできる

もう一つのメリットは、自分たちの自由にリフォームができる点です。新築マンションの場合は、デザインや設備、間取りなどがほとんど決まっているので、どれも似たようなデザインに決まっています。

それに対し中古マンションとリフォームだと、自分が気に入った設備を入れたり、壁を変更したり、内装を綺麗にしたりとこだわった形を出すことができます。

 

リフォームについてはホームインスペクターに見てもらう手も

中古物件のリフォームは、建物の外壁だけでなく、断熱や換気などの性能部分のリフォームも必要となってきます。

そうなると、素人では本当にそれが必要なのかと言う判断が付きにくいのが難点です。

そういう方には、ホームインスペクターという専門家に来てもらい一緒に見てもらいましょう。専門家に費用などを試算してもらってからリフォームを行うのが良いと思います。

ホームインスペクターは一時診断の場合5~6万円ぐらい、機材を使用する詳細診断の場合は10万円ぐらいかかると言われています。

 

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中古マンション+リフォームのデメリット

中古マンションなので当然新しくはなく当然デメリットが出てきます。

リフォームができない個所は傷や汚れを隠し切れない

リフォームをするとは言え、全てが新しくできるわけではありません。共有部分は特に不可能です。

その為、目立つ傷や汚れが残ってしまうところもあります。

 

耐震基準に問題があると逆に費用がかかる

この点は中古マンションの購入前に知っておきたいところですが、耐震基準を満たしていないと耐震改修工事の費用が必要となり逆にコスト高になってしまいます。

 

すぐに住めない

建物検査や設計、施工をする必要があるので、当然リフォーム工事の期間が終了してからでしか住むことができません。

 

リフォームローンは高い

リフォーム費用は一般の住宅ローンを利用できないということが多いです。

物件購入直後にリフォームをするので、一本化して借りられる住宅ローンも増えてはいますが、金融機関はまだ少ないのが現状です。

その為、場合によっては一般の住宅ローンよりも金利が高いリフォームローンの方を申し込まないといけない場合があるので注意しましょう。

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