中古マンションを探している時に、立地条件がとても良いマンションが見つかることがあります。
しかし実際の部屋(内装)を内覧すると、あまりにも今の時代とはかけ離れたセンスだったりする時がありますよね。
これを見るとガッカリしてして諦めてしまいがちですが、実はこれについてはそれほど問題ではありません。
フルリフォーム(リノベーション)をすることで一気に新築マンション並みの内装に早変わりするのです。詳しく紹介します。
内装をまとめてフルリフォームすると新築並みの設備になる
立地条件が良くて管理が行き届いている、しかし住戸の内装が古くてセンスが悪い(あくまでも管理が行き届いていることが重要です)。
このような中古マンションの内装にガッカリすることがありますが、これはそれほど気にする必要はありません。
その理由はリフォームというのは想像以上にすごくて、新築マンションのようにフルリフォームしてもらえるからです。
価格は400~500万円ぐらいになりますが、それでも新築マンションと比べるとかなりの割安になると思います。
この内装のフルリフォームですが、部屋の中だけの話で、残念ながら玄関外やベランダに関してはできないことを知っておきましょう。
マンションには共用部分と専有部分に分かれていて、この中の専有部分のみリフォームが可能になっています。
これについて詳しくは下の記事にまとめているのであわせて読んでみてください▼
関連:中古マンションのリフォームの前に共用部分と専有部分を知っておこう
フルリフォームした知人の部屋を見せてもらった感想
私がこれを知ったのは、知人がフルリフォームをした部屋を見せてもらったことです。購入以前の写真も同時に見せてもらいましたが、今とは全く別の場所と思えるほど見違えるように綺麗な内装になりました。
私はリフォーム後しか知らなかったので、リフォーム前の写真には衝撃的でした。その他リフォーム中の壁紙を変更している写真も見た時「このようにしてリフォームするんだ」と感心したのを覚えています。
私は中古マンションを購入しましたが築10年以内だったこともあり、全くリフォームをしていません。そのためリフォーム、特にフルリフォームの話は新鮮でした。
しかもその時に知ったのはリフォームの中に「フルリフォーム」というのがあるということです。
フルリフォームとは壁の張り替え以外に、トイレを最新式に交換、フローリングを最新式に、畳からフローリングに変更など。内装の骨格だけがほぼ同じで、購入者の要望通りにそれ以外をリフォームしてくれるのです。
(※畳からフローリングにする場合、上下階の音の問題があるので、管理規約で禁止されていることもあります。これはマンションによって様々なので、事前に確認するようにしましょう。)
知人は20畳のLDKが広すぎると、それをを2つにわけて2LDKから3LDKに変更するのも同時に行っていました。このように間取りの一部、対面式キッチンの部分もニーズ通りに変更できるのです(もちろんできないこともあります)。
「リフォームにかかる費用について」と「購入直後にリフォームするメリットやデメリット」については下の記事にまとめています▼
関連:中古マンションを即リフォームする場合のメリットとデメリット
これらをまとめてフルリフォームすることで450万円使いました。
まとめ
あくまでも専有部分(内装部分)に限ってのことですが、このように新品になります。
改めて考えると、内装全てを骨格まで戻すことで、後は新築と同じように壁紙、新品のトイレ・風呂などを設置しなおせば良いだけですからね。最初に戻すと後は新築と同じ流れです。
ある地域に行くと全く新築マンションが建たないエリアがあります。その理由はすべてのエリアが埋まっていて飽き土地がないからです。
当分は空きエリアができないので新築マンションは建ちません。そういう価値のあるエリアで中古マンションが見つかった時は、このように「中古マンション+フルリフォーム」というのはありです。
マンションそのものの外装はとても綺麗ですが、部屋の中は古い。その時代のセンスを感じさせて「これはチョット…」となりがち。
確かにロビーは若干古いのですが、そこだけは諦めてそのマンションをチェックしてみるというのはありだと思います。(ロビーは共用部分なので、ソファーを変えるなど管理組合の方で何とかしましょう)
冒頭にも書きましたが、飽くまでもそのマンションの「管理」が行き届いていることもチェックしてからの話になります。もし管理が問題ないのであれば、その中古マンションをフルリフォームという選択肢も考慮してみてください。