中古マンション選びの注意点

中古マンションにかかるリフォームの費用、まとめ

リノベーション済みのキッチン

中古マンションを購入した時やマンションに長年住んでいると、リフォームをする必要が出てきます。

マンションのリフォームについては、リフォームが出来る場所(専有部分)とできない場所(共用部分)があるので注意が必要です。

専有部分と共用部分については下の記事にまとめています。

関連中古マンションのリフォームやリノベーション前に知っておきたいこと

関連中古マンションを即リフォームする場合のメリットとデメリット

それらを踏まえて「リフォームを行った場合、いくら費用がかかるのか?」をリフォームにかかる全てのお金と個別にかかる費用①壁紙、②トイレ交換、③フローリングからまとめてみました。

リフォームにかかるお金

リノベーション済みのキッチン

中古マンションをリフォームする場合、リフォーム費用だけではなく、税金リフォーム手続きなどの諸費用も必要になります。

  1. リフォーム費用
  2. 諸費用
  3. その他

1.リフォーム費用

リフォーム費用とは、リフォームの工事に必要な全費用のこと。床材や外壁、壁紙、キッチン、トイレ、バスルームなどの設備機器代(材料費)も含まれます。

そして最後に業者さんの技術料・工事費を含んだものがリフォーム費用全般です。

大きくみると設置する「設備機器代」とそれを設置するための「工事費」が必要になります。

  • 材料費・設備機器代:壁紙などの材料費や、トイレ・バス・キッチンなどの設備機器代が必要
  • 工事費:材料と設備機器を設置する業者さんへの工事費(人件費)

中古マンションの場合は、以前住んでいた人が使っていた壁紙・バスルームトイレ・キッチンなどを取り外す作業も必要。これも職人さんへの工事費になります。

平均リフォーム費用は500万円前後。一戸建てのように外壁や屋根などがないので、その分中古マンションは費用を抑えられます。

壁紙や床、キッチン、トイレ、お風呂など、どれだけリフォームするかによって大きく費用が変わってきます。個別費用については下にまとめています。

 

2.諸費用

リフォーム工事の請負契約書には「印紙税」がかかります。

中古マンションを購入しリフォームする場合には、売買契約の印紙税など。また同時に住宅ローンを利用する場合は別途ローン契約時の印紙税なども必要です。

  • リフォーム工事:工事請負契約の印紙税
  • 住宅ローンを利用:ローン契約時の印紙税、融資手数料、抵当権設定登記費用、保証料、火災保険料
  • 中古マンション購入:売買契約の印紙税、所有権移転登記費用、仲介手数料、不動産取得税

この諸費用については色々なケースがあるので、それによって金額が大きく異なってきます。

 

3.その他

中古マンションをリフォームし新しい生活がスタートするので、それにあわせた家具・カーテン・家電などを新たに購入する必要がでてきます。

また、引っ越し代、今住んでいるマンションをリフォームする場合は仮住まいも必要になってきます。

 

以上の3つの合計がリフォームに必要なお金になります。

税金や引っ越し代などは現金で支払う必要が出てくるので、用意しておくようにしましょう。

次にトイレや壁紙、フローリングなどの個別リフォームに必要な費用をまとめました。

 

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壁紙の張替えの費用

マンションの内装工事(リフォーム)

築15~20年以上であれば、優先的にリフォームしたいのが壁紙です。太陽が当たる場所、特に西日の場所は色が変わっているところもあります。

壁紙を張り替えるだけで一気に新しい部屋に様変わりしますよ。

6畳の大きさの部屋で壁紙の貼り紙をする場合の費用は、おおよそ5~10万円程度になります。

  • 壁紙の張り替え予算:5~10万円(6畳間)

もし壁が変色だけの場合は、壁の張り替えではなく、塗替えをするという手もあります。それだと2~3万円に抑えることも可能です。

  • 壁紙の塗り替え予算:2~3万円(6畳間)

 

トイレ交換の費用

高級トイレ

長年使っていたり、中古マンションを購入した時は交換したいのがトイレです。

タンク式の標準トイレ(手洗いがついたタンク式のウォシュレット)は18万円前後、タンクレスの高級トイレ(タンクがないウォシュレットで、別に手洗い器があるもの)は40万円前後します。

最近のトイレは多機能で、どのような機能のトイレにするかで値段が大きく変わってきますが、一般的にはそのトイレの値段に加えて10~50万円程度で交換することができます。

  • トイレの交換予算:トイレの値段+10~50万円

大きく幅を取っていますが、ほとんどは20〜30万円の範囲内で収まっています。

自動で開閉したりと多機能すぎるトイレは電気代が高くなります。維持費が高いので、どこまでの機能にするかを早めに検討しておきましょう。

関連中古マンション トイレリフォームにかかる費用

 

フローリングの張替え費用

フローリングのリビングダイニングルーム

フローリングは長期間使い続けると、汚れや傷、変色などがあるので、その部屋の状態を見てから張替えをするか決めましょう。

フローリングの張り替える場合は、6畳一か所だけだと10~20万円程度、また玄関まで続くリビングだと廊下を含めて30~80万円程度になります。

  • フローリングの張り替え予算(1部屋):10~20万円(6畳間)
  • フローリングの張り替え予算(玄関+廊下+リビング):30~80万円

 

中古マンションのリフォーム物件は60%もあります。また45%の人が中古マンション購入後にリフォームを行っています。それだけニーズが増えています。

新築の場合は、内装や壁紙、内装が決まっている場合が多いのですが、中古マンションの場合はリフォームをすることで、自由に内装を変更することができます。

リフォームの合計費用は40万円〜最高800万円(フルリノベーションの場合)。リフォーム済みマンションを買うよりは、自分でリフォームする方が断然安くなることを知っておきましょう。

参考:リノベーション済み中古マンションはお得そうに見えて実は割高な理由

参考:リフォームも住宅ローン控除の対象に、その条件とは?

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