近鉄系列の不動産会社「近鉄不動産」が展開するのが「ローレル」ブランドです。
近鉄沿線の駅を中心にその街の開発を展開している不動産(一戸建てやマンション)。
その家が建ち並ぶことからスタートし、その街周辺の発展までを考えたプロジェクトが中心です。
近鉄不動産「ローレル」の特徴と、他社とは異なる点について紹介します。
近鉄不動産「ローレル」の特徴
- 設立:1916年(近鉄不動産1968年)
- 営業地域:関西圏、首都圏、東海圏
- 会社:ローレル
- コンセプト:品質、安全、健康、環境、未来、信頼の6つの視点で住まいを見つめる
- 新築分譲マンションメールマガジンクラブ:WITH LAUREL
1916年に東大阪土地建物(株)を設立しスタート。これは大阪電気軌道、現在の近畿日本鉄道です。
1968年に近畿日本鉄道から土地建物経営を継承して、関西全域からその後首都圏、東海圏と事業を少しずつ広めてきた総合デベロッパーとです。グッドデザイン賞5年連続受賞中。
ローレルは製販一体トータルプロデュースを行っています。事業計画から始まり、販売し、そのまま子会社が管理するという流れです。
ローレルでは緊急時に備えて、防災倉庫内に単価ベッド、トイレ用処理剤、発電機、コード、軍手などををマンション内に設置しています。東日本大震災以降は、マンホールトイレ、災害用浄水器、かまどスツール、階段避難車なども新設されるようになりました。
年齢が増え、マンションも同時に年齢を重ねます。建物の耐久性を高めるための配慮を計っています。
例えば、コンクリート劣化対策(かぶり厚、水セメント比、強度など)、給水・排水管には耐久性のある樹脂管を採用、屋上防水には10年保証付き外断熱防水の採用、その他点検口や掃除口の設置などのメンテナンス対応も行っています。
住人が一番気になるのはアフターサービスです。定期補修を専有部分の1回目は3~6ヶ月目に、1年後に2回目に行うようにしています(共用部分は1年度に1回目)。
10年以内にコンクリートの亀裂・破損・雨漏りがあれば対応してくれます。また住戸設備機器の取り付け不具合については、2年以内であれば対応してくれます。
サポート面を見ると、24時間365日対応で「近鉄すまいのほっとライン(無償)」「プレミアム10(有償)」のサービスがあります。
名称の種類
ローレルシリーズは「ローレルコート」「ローレルタワー」「ローレルスクエア」「ローレルアイ」の4つに分けられています。
- ローレルコート:景観を重視した上質なマンション。低層階が多い
- ローレルタワー:都市型タワーマンション
- ローレルスクエア:その街全体のライフスタイルにあわせて計画されたマンション
- ローレルアイ:「立地」「自由度」「安心」「こだわり」の4つの視点から計画されたスタイリッシュなマンション
グループ事業
- 管理:近鉄住宅管理
- ゴルフ場の運営:近鉄ゴルフアンドリゾート
- 造園業:近鉄造園土木(株)
- ビルメンテナンス・コンストラクション・指定管理者事業:近鉄ビルサービス
毎日のマンションの管理には「近鉄住宅管理」が、庭のメンテナンスなどには造園業の「近鉄造園土木」が行ったりします。
新築分譲マンションメールマガジン「WITH LAUREL」
「WITH LAUREL(ウィズローレル)」という近鉄不動産の新築分譲マンションのメールマガジンクラブがあります。
他社の友の会のようなものです。年会費無料
- メールマガジン
- 分譲マンションについての相談
- 一括資料請求
- 最新物件情報
- WEBパンフレット
- クイズに答えるとプレゼント
ローレル(近鉄不動産)が他社とは異なる点
ローレル(近鉄不動産)が他社とは異なる点をまとめました。
近鉄不動産の商業施設を新築分譲マンションに活かしている
近鉄不動産「ローレル」は、関西のマンションを中心に企画販売をしていますが、それ以外に近鉄系列の建物も建設しています。
例えばあべのハルカスや「てんしば」など。これらのノウハウも新築分譲マンションの方に生かされています。
マンション管理は子会社が引き継ぐ
基本は大手のデベロッパーと同じく、その街のマンションを企画し、建設し、子会社「近鉄住宅管理」がそのまま引き継ぎ、毎日のマンションの管理を担当しています。
販売する前と後では話がよく違っていたりしますが、子会社が入っていると、そのまま引き継がれるというメリットがあります。
関西を中心にマンション展開
関西圏、首都圏、東海圏と進出していますが、やはり関西を中心に展開しています。特に近鉄の沿線や近鉄の相互乗り入れをしているエリア、そして大阪市内が中心になっています。
一般的に奈良線や南大阪線が多いのですが、最近では都心の難波線や開発しているけいはんな線、そして乗り入れしている大阪メトロ中央線が多い印象です。
近鉄電車と近鉄不動産「ローレル」、そしてその街の商業の発展や利便性を考えています。