私がマンションを購入したのは40代(アラフォー)の時期です。その時に頭金がとても重要だったと感じ下の記事を書きました。
関連:40代でのマンション購入は頭金の多さが重要だと実感した話
では30代前半に頭金無しでマンションを購入するのと、40代に頭金ありでマンションを購入するのではどちらがお得なのでしょうか?
賃貸家賃、頭金、購入諸費用、住居費などを表にしながら比較してみたいと思います。
マンション購入30代頭金なしと40代頭金ありを比較してみた
年齢30歳で住宅ローン+頭金なしで購入した方と40歳で住宅ローン+頭金500万円で購入した場合、家賃や頭金、購入諸費用、住居費などを表でまとめてみました。
30歳 | 40歳 | |
賃貸家賃 | 0円 | 1,750万円 |
頭金 | 0円 | 500万円 |
購入諸費用 | 200万円 | 200万円 |
購入後の住居費 | 8,360万円 | 7,312万円 |
合計 | 8,560万円 | 9,762万円 |
※一番下の段の「購入後の住居費」のみスーモ(suumo)を参考にしました。
30歳マンション購入者は頭金無しです。それに対し40歳マンション購入者は500万円の頭金があります。諸費用は同じとして計算しました。
購入後の住居費だけ見ると40歳頭金ありの方が安くなる
購入後の住居費だけを見てみると30歳では8,360万円、40歳では7,312万円と1,048万円も40歳購入者の方が安くなるようになっています(65歳で一括返済の場合)。
これだけ見るとやはり40歳頭金ありの方がお得かなという気になります。
10年間の賃貸家賃の金額が多すぎる
しかし40歳マンション購入者は30歳から39歳までの10年間賃貸マンションに住んでいることになるので、そこを追加すると話は変わってきます。
10年間で1,750万円も賃貸家賃にかかっていることは、私も同じパターンですが改めて計算したことがなかったので驚きでした(賃貸家賃は見て見ぬふりをしてきました:苦笑)。
この計算は家賃月額14万円を10年間支払い続けたことによる合計です。
2年に1ヶ月分の家賃を更新料として支払ったことも追加しました。
- 1,750万円=14万円×12か月×10年間+70万円(更新料14×5)
同じ賃貸マンションに住み続けていることはないとは思いますが、わかりやすく同じ家賃として出してみました。
まとめ
マンション購入の視点だけで見ると、40歳頭金ありの方は8,012万円(500万円+200万円+7,312万円)、30歳頭金無しの方は8,560万円(200万円+8360万円)となり、比較すると40歳頭金ありの方が548万円も安くなる計算になります。
しかし、10年間の賃貸家賃の金額を含めて計算すると、30歳頭金無しの方は合計8,560万円、40歳頭金ありの方は合計9,762万円となり、1,202万円も40歳頭金ありの方の方が高くなってしまうという計算になりました。
私も賃貸マンション歴が10年以上あったので、上の金額以上に家賃支出がありました。
その後、満を持してマンション購入となったのですが「毎月の賃貸家賃を支払いながらマンション購入の為の頭金を貯蓄していく」ということをしていたので今思うともったいなかったと思います。
ただこればっかりは結果論で、住みたい場所に購入したいマンションが無かったことや、あったとしても当時は高すぎて買えなかったというのも関係しています。
やっとマンション購入の準備ができたのが、私の場合は結果的に40歳だったということなので、合計するとかなりの損をしていることになりますが、仕方がないかなという諦めもあります。
住みたい場所が決まってて、良いマンションが見つかって、安定した収入があり、現在20~30歳前後であれば、すぐにマンション購入するのは結果的にお得であることが計算によってわかったので、もしそれに該当している方は購入を検討した方が良いでしょう。
- 住みたい場所が決まっている
- 良いマンション・気になるマンションがある
- 安定した収入がある
- 現在年齢が20~30歳前後
30代と40代では月あたり約4万円も負担がアップします。
早く購入すればするほど返済期間を長くすることができるので、その分毎月の住宅ローンの返済額を抑えることができます。
その抑えられた分を今後必要とするであろう子供の教育費の貯蓄等に備えられますからね。
常に賃貸家賃はもったいないという話を家族ではしていたのですが、これほどまでに額が大きいとは思いませんでした。
計算するとガッカリするのでわざと計算しなかったというのもありますね(苦笑)。
それぞれの環境が異なるので一概には上の表のようにはいきませんが、一度計算し、考え直してみるのも良いかもしれません。